のんびり今日この頃。

パブでベッカムコール!~その3~

今日も朝起きたら晴れていた。昨日と同じ朝食を食べて出かける。
そして今日もマーケットを歩く。しかもはしご。まず初めにペチコート・レーン・マーケットに行く。昨日一日中歩いたのに何も買わなかった反省から一応買い物はしたが、たいしたものは買っていない。ちなみにこのマーケットで僕に声をかけてきたのは二人だけ。「そのカメラ売ってくれ!」のインド系と「マリファナやるか?」と聞いてきた黒人だけであった。相変わらず知らない人には無関心の国だなあと思う。それより、次のオールド・スピタルフィールズ・マーケットで久しぶりにインドカリーを食べられたことがうれしかった。インド人が作ってたのでやはり辛かった。ハフハフいいながら一人で食べた。ココナッツに裂け目を入れ、ストローを差しただけのココナッツジュースが£2ちょっとで売っていて少しいいなっと思ったが、冷静に計算すると、¥500もするのだ。パブでビールにする。
ぞろぞろ・・・
続いてカムデンロックマーケットに行く。地下鉄の駅を降りたときから異常な盛り上がり。人が多い。店も多い。ロンドンのアメ横、って感じである。パンク系の靴屋や服屋の近くには、少ないながらもパンカーもいた。「おぉっ!」と思わず振り返ってしまうのから、パンクよりパンダのが近い?と思われる人までいろいろ。そんな人も街に溶け込んでしまう。
punkyasan

今日はEURO2004のイングランドの初戦ということもあり、イングランドの旗(白地に赤十字)もかなり目立つ。ユニフォームを着ているのも目立つ。クルマの屋根に小さなイングランドの旗をつけたのもよく通る。しかし、そのクルマが、プジョーだったりホンダだったり。確かにホンダもプジョーもUK工場があるから“国産車”には違いないのだけれど。そこらの感覚はやはりヨーロッパという地域性だろうか。

クィーンズウェイに着いたのは18時過ぎだった。そのまま駅前にあるパブに入る。大スクリーンでサッカーが見られるのだ。実は昨日もここでサッカーを見た。今時期はシーズンオフでスポーツ観戦はあきらめていただけに、この誤算は大きい。夜、淋しくないのだ。パブに行けばサッカーが見れてビールが飲める。いわゆるレストランは高いし、何より一人でコース料理を食べるのはすこし悲しいものがある。
早速、生ビールを注文する。席はどこもいっぱい。仕方なしにカウンターにもたれて観戦する事にした。結果は2-1でフランスに敗れた。先制したときはすごい盛り上がりだったのだが、負けるとサバサバして帰るヤツ、まるでなかったかのように酒を飲みだすグループ、試合が終わったとたん、いちゃいちゃするカップル、やけに騒ぎ出すフランスを応援してるグループなど様々だ。
サッカーの母国、イングランドの熱狂的なサッカーファンはフーリガンと呼ばれ、各地で問題を起こした。しかし、今日を見る限りでは相手ファンに対して何かを行ったり、町で暴れたりは全くなかった。むしろ勝ったフランス人が街中で大声を出して道路を歩いたり、ポリスをあおったりでタチが悪かった。
なんかロンドンを歩き、イングランド人を見るにつれて日本人に結構似てる気がしてきた。僕だけかなあ?


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